フィレンツェライフ青山の2025年12月30日の年の瀬の風景をお届けします。 正面玄関を入って目を引くのは白の胡蝶蘭。蝶が舞う姿から幸せが運ばれるという縁起のよい花言葉を持ちます。新年をお迎えするのにふさわしいお花です。 日本庭園では、葉が落ちた木々が多い中で、山茶花がつややかなみどりの葉をたたえピンクの花が美しく咲いています。 和室の床の間も松竹梅に鶴と亀、初日の出と、おめでたい画題の掛け軸にして、お正月のモードに。 和室の前にはフィレンツェ神社の鳥居が！創作を得意とする職員による力作です。外出しにくいご入居者が初詣できますように、との想いをこめて作られたものです。年の瀬は、このように新年を迎える準備をしてすごしています。

フィレンツェライフ青山では2025年12月28日にお餅つきを行いました。 鏡餅用のお餅をつきます。まずは力持ちのスタッフが杵先をおしつけ、臼のまわりをくるくる回りながら蒸しあがったもち米をつぶしていきます。そうすることでもち米が飛び散らないのだそうです。 つぎに体力のある介護職員が大きな杵でついていきます。「よいしょ！」と掛け声があがります。 続いて、男性の入居者が「よいしょ！」 栄養士はじめ、各部署の職員も見守ります。なかなか力強くついてくださいました。 女性のご入居者も「やってみるわ」と前に出てくださいました。結構な重さの杵ですが、何度もがんばってつかれていました。 1度に1.7升のもち米をつきます。つきあがったお餅はつやつやでおいしそうです。ご入居者も前のめりでご覧になっています。 2回目の1.7升、看護師も「よいしょ！」、3回目と続き、 鏡餅の完成です！ご入居者と職員が協力してついたお餅です。ちょっとひろがりぎみ？でも、これもご愛嬌です。 お餅つきが終わってからは車椅子のご入居者に「写真撮影しませんか？」とお声かけすると、お餅をつくポーズだけでなく、実際、臼に向かって杵をついておられました。「なつかしいわ～」とお声がこぼれます。会場では、「父がよくやってくれたわ」や「手水の調整ってむずかしいのよねえ」と昔を懐かしむ様子がたくさんみられました。みなさんでつくった鏡餅で来年のお正月をお迎えしましょう。

フィレンツェライフ青山では2025年12月22日にクリスマスコンサートを開催しました。 今年はミュージカルやオペラでも活躍されている「ソレイユトロワ」の3名様をゲストに迎えました。ピアノは山本アキさん、中央でマイクを持っているのはテノールの谷口文敏さん、右に立つのはバリトンの宮尾和真さん、ソレイユトロワは3つの太陽という意味です。 「音楽を通して皆さんの心に太陽を届けたい」という想いで音楽活動をされていると自己紹介され、「声はひとりひとり違っているので、ご自身の声を愛して大切にしてください」会場に投げかけられていました。 クリスマスにふさわしいジングルベルで登場された後、2曲目は「野ばら」。ゲーテが作詞し、シューベルトやウェルナーが作曲したことが解説され、日本語とドイツ語で歌われました。 「イタリアの都市フィレンツェから命名されたホームにふさわしい、イタリア調の設えがすばらしいですね。」と当ホームをご紹介いただいた後に3曲目、4曲目は「オ・ソーレ・ミーオ」「サンタ・ルチア」とイタリアの曲が続きます。 今日は会場のスタッフもサンタさんやトナカイに扮して、クリスマスムードを盛り上げます。 素敵なピアノ演奏とともにバリトンソロの「昴」は朗々と歌い上げられ、 「幸せなら手をたたこう」では、会場のみなさんで、手や膝をたたいて楽しみました。 登山電車の曲「フニクリフニクラ」が最後の曲となりますと、会場からアンコールを希望する拍手が、拡がります。快くご対応くださり美空ひばりさんの「愛燦燦」「マイウェイ」の2曲が選ばれました。どちらの曲も、歌の背景が伝わり、詩がこころに染み渡るようです。美しい歌声だけではなく、その表現力もすばらしく会場のご入居者の心を鷲掴みにされました。 コンサートを終えるとクリスマス恒例のお楽しみ抽選会です。サンタに扮した施設長とケアマネジャーが担当します。 当選者にはこの時期のお部屋を飾るお花が贈られました。 また、当選者以外のみなさまにもクリスマスプレゼントをホームからお贈りしました。プレゼントを持ってにっこりされています。 プロのゲストをお迎えした今年のクリスマス会、ご入居のみなさまからは「すばらしい歌声に感動しました！」「あのお声で”仰げば尊し”の曲を聴きたい」「ずっと聴いていたかったです」とのたくさんの感想をいただきました。ホームのロビーに響き渡るすばらしい歌声とピアノ演奏はずっとみなさんの心にも留まることでしょう。素敵な時間を作ってくださったソレイユトロワのみなさま、ありがとうございました。