簡単な「読み書き」や「計算」が脳の前頭葉を活性化

ご存知でしょうか。簡単な計算問題を解いているときや声を出して文章を読んでいるときに前頭前野を含む脳全体が活性化することを。これは、東北大学・川島隆太教授による脳機能イメージング研究によるもので、その研究を活かし、「読み書き」「計算」による脳のトレーニングが開発されました。
脳のトレーニングを高齢者介護施設やご家庭で実践できる教材として提供している『くもんの学習療法』をフィレンツェライフ青山では取入れています。老人性認知症にスポットをあてた学習プログラムとして脳の前頭前野の活性を目的に取り組んでいます。

スタッフとの学習療法が老人性認知症の予防・改善に役立ちます。

加齢とともに脳の働きが衰え、それが重度になった状態が老人性認知症です。そこには大脳の前頭前野の機能が深く関わっています。
学習療法は、この前頭前野を活性化することで認知症を予防・改善に応用されています。
フィレンツェライフ青山は、『くもんの学習療法』を用いて、学習教材だけでなく、学習者と学習療法スタッフとのコミュニケーションを取りながら行っています。そうすることで、認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の予防・改善につながるからです。

脳(前頭前野)のしくみ

前頭前野のしくみ

前頭前野は他の脳の領域を制御する最も高次な中枢で、簡単な計算や音読を行うことで前頭前野が活性化し、それが効果的な刺激となって脳機能を向上させています。

学習療法の様子
学習療法の様子

簡単な学習内容で個人に合わせて取り組んでいます

学習内容

「読み書き」と「計算」のプリントを学習します。(教材は一人ひとりに合った課題で、スラスラできるものを選びます。大きな活字で読みやすくなっています。)また、プリント学習に加えて計算の学習後に「磁石すうじ盤」という数字のコマを置いていくゲームをしています。

学習の進め方

学習者(1〜2名)と学習支援者(施設スタッフ)がコミュニケーションをとりながら学習します。スタッフが常に学習者の様子に注意をはらい、学習者が楽しく学習できるようにアドバイスしていきます。

学習日数、時間

週5日、支援者や学習者同士のコミュニケーションを含め、1日20分〜30分程度の学習です。薬や運動と同様、毎日続けることが大切です。

くもん学習療法で見られた認知症高齢者の変化の事例

※記事および資料は、株式会社くもん様のご好意により転載させていただきました。

お問い合わせは…0120-65-4879フィレンツェライフ青山まで
前頭前野